AI-Selected Video Translation

AI翻訳で選んだ抜き素材の映像翻訳

AI翻訳で長時間素材の大まかな内容を把握し、番組で使いたい候補として抜き出した部分を、専門翻訳者が映像と原音から正確に翻訳します。

AI翻訳は「使いどころの候補を探す道具」として活用し、実際に放送・配信で使用する言葉は、原音を確認した翻訳で確定する方法をお勧めします。

質問や前後の会話を含めて少し長めに抜き出した素材をお送りいただくことで、全編翻訳より時間と費用を抑えながら、実際に使用する部分の正確性を確保できます。

要点3行まとめ

  • AI翻訳で長時間素材の概要を確認し、番組で使いたい候補部分を選ぶ方法は有効な場合があります。
  • 選んだ抜き素材は、質問や前後を含めて少し長めに送り、専門翻訳者が映像と原音から正確に翻訳します。
  • AI訳だけを信じて編集を確定すると、誤訳、訳抜け、話者誤認、実際には話していない内容の補足が事故につながります。
AI翻訳で選んだ抜き素材を映像と原音から翻訳するイメージ

AI翻訳を映像制作にどう使うか

AI翻訳は、使いどころ候補を探すために活用できます

長時間の海外ロケ素材、インタビュー、会見、街録などを最初からすべて人の手で翻訳すると、時間と費用がかかります。

AI翻訳で素材全体の大まかな内容を確認し、番組で使用できそうな発言を探す方法は、制作工程を効率化するうえで有効な場合があります。

イデアプラスでは、AIで選定した使用候補部分だけの映像翻訳にも対応しています。全編ではなく、実際に使う可能性のある部分だけを専門翻訳者が原音から確認することで、時間と費用を抑えながら、放送に使用する部分の正確性を確保できます。

AI翻訳だけを根拠に、編集を確定しないでください

AI翻訳には、単純な誤訳だけでなく、発言の抜け、話者の取り違え、主語や否定の誤認、実際には話していない内容の補足が含まれることがあります。

日本語として自然で分かりやすいほど、原語が分からない方には誤りを見抜きにくくなります。

AI訳を信じて映像を細かく編集し、テロップや尺を確定した後で誤りが判明すると、使用箇所の変更、テロップ修正、尺調整、構成の見直しが必要になる場合があります。

AI翻訳は編集を確定するための翻訳ではなく、使用候補を探すための参考情報として使う。これが基本的な考え方です。

AI翻訳で選んだ抜き素材を正確に翻訳

AI翻訳で素材全体の概要をつかみ、番組で使用したい候補を選んだ後、その抜き素材だけを専門翻訳者へご依頼いただけます。

イデアプラスでは、AIが作成した日本語を整えるのではなく、映像と原音に戻り、話者が実際に発言した内容を確認して翻訳します。

  • 全編翻訳より費用と納期を抑えやすい
  • 実際に使用する部分を映像と原音から翻訳
  • 候補箇所に目的の発言が入っているか確認
  • 質問や前後の会話を踏まえて文脈を判断
  • 必要に応じて周辺部分や元素材へ戻って確認
  • 字幕・テロップとして視聴者に伝わる日本語へ整理

AI翻訳は使いどころ候補を探すために活用し、放送・配信で使用する言葉は、原音を確認した専門翻訳で確定する。この進め方をお勧めしています。

実際には話していない内容が、自然な翻訳として表示された事例

AI翻訳をもとに編集され、翻訳テロップが入った映像の確認依頼をいただきました。

原音を確認すると、テロップには、話者が実際には発言していない内容が含まれていました。

その旨をお伝えしたところ、「とても重要な内容なので、必ず使いたい。前後を含めて確認してほしい」と元素材が送られてきました。

しかし、前後を含めて元の映像素材を確認しても、該当する発言はありませんでした。

AIが前後の文脈を先読みし、内容を理解しやすくするために、実際には話していない説明まで補っていたと考えられます。

AI翻訳は文章として自然で、訳文を読むだけでは違和感や誤りに気づきにくい状態でした。しかし、どれほど分かりやすい文章であっても、AIの推測によって補われた内容や、話者が実際には発言していない内容を、発言テロップとして視聴者に届けることはできません。

AI翻訳で最も危険なのは、不自然な誤訳だけではありません。実際には話していない内容が、自然で分かりやすい翻訳として表示されることがあります。

※案件や話者を特定できない形で、実際の確認事例を紹介しています。

AI翻訳に対するセーフティーガード

このように、AI翻訳は日本語として自然でも、原音に存在しない内容を含むことがあります。イデアプラスでは、訳文の読みやすさだけで判断せず、映像と原音を基準に確認します。

具体的には、原音にその発言が実際に存在するか、前後の文脈と一致しているか、発言の抜けや過剰な補足がないかを確認します。

番組の意図に合わせて内容を作るのではなく、話者が実際に伝えた内容を、制作の最後まで確認できる翻訳として残すこと。これが、AI翻訳を使用する制作工程におけるイデアプラスのセーフティーガードです。

AI翻訳で注意すべき主な弱点

音声認識の誤りが、自然な翻訳へ連鎖する

映像のAI翻訳では、音声認識の聞き間違いをもとに翻訳が作られることがあります。最初の認識が間違っていても、日本語だけは自然に整うため、訳文を読むだけでは誤りを発見できません。

編集担当者が原語を理解できるかで差が出る

原語がある程度分かる方は、AI訳の不自然さを原音や前後から補正できます。一方、原語が分からない方がAI訳だけを根拠に編集すると、抜き間違いや誤ったテロップを確定しやすくなります。

原音にない内容を補う
(ハルシネーション)

文脈を先読みし、視聴者に分かりやすい文章へ整える過程で、話者が実際には発言していない説明を補うことがあります。

発言や一文が抜ける

字幕が自然につながって見えても、原音と照合すると、重要な発言や一文全体が翻訳されずに飛んでいることがあります。

話者・性別・発言の役割を誤る

複数人のインタビューで質問者と回答者を取り違える、男性の発言を女性的な口調にする、本人と通訳者の発言を混同することがあります。

雑音・街録・かぶりで精度が急落する

車や人通り、歓声、複数話者のかぶり、マイクから離れた発言、方言や訛りなどにより、音声認識の精度が大きく落ちることがあります。

否定・推測・断定の強さが変わる

「おそらく」「そう聞いている」「かもしれない」などが断定へ変わる、否定語や条件部分が抜けることで、発言者の責任や意味が変わることがあります。

使用箇所そのものを選び間違える

AI訳を信じて候補を選ぶと、目的の発言とは全く違う箇所を抜く、本当に重要な発言を見落とす、核心部分の前後だけを選ぶことがあります。

細かく切るほど文脈を失う

主語、質問、指示語、直前の発言がなくなると、専門翻訳者でも誰や何について話しているのか判断できない場合があります。

映像上の情報を十分に使えない

指さしている対象、表情、身振り、画面情報、笑い、沈黙などを踏まえず、音声や文字列だけで訳すと、発言の意図を取り違えることがあります。

すでにAI翻訳をもとに編集している場合

すでにAI翻訳をもとに仮編集した映像についても、原音との照合をご相談いただけます。

ただし、誤訳、発言の抜け、実際には話していない内容の補足、使用箇所の選定ミスが見つかった場合は、テロップだけでなく、映像の使用箇所や編集構成の見直しが必要になることがあります。

可能であれば、編集やテロップを確定する前に、AIで選んだ使用候補部分の正確な翻訳をご依頼ください。

抜き素材をご依頼いただく際の送り方

使用部分だけを細かく切りすぎないでください

AI翻訳で使用候補を選んだ場合でも、実際に使う数秒・数十秒だけを細かく切り出すのではなく、話の流れが分かる程度に前後を含めてください。

例えば、実際に使用する発言が20秒であっても、質問や前後の会話を含め、40秒から1分程度のブロックでお送りいただくと確認しやすくなります。

言語や内容によっては、それ以上の前後確認が必要になる場合があります。

インタビューは、回答だけでなく質問も含めてください

翻訳担当者は、依頼された短い箇所だけから、インタビュー全体の流れを自動的に把握できるわけではありません。

質問がなければ、回答中の省略された主語、「彼」「それ」「この件」などの対象、肯定・否定・皮肉の判断ができないことがあります。

可能であれば、仮編集映像と元素材の両方をご共有ください

元素材すべてを翻訳する必要はありません。仮編集映像の意味が不明確な場合や、AI訳に該当する発言が見つからない場合に、前後へ戻って確認できる状態が重要です。

  • 仮編集映像・仮テロップ入り映像
  • 元の映像素材
  • AIが作成した文字起こし・翻訳文
  • インタビューの質問内容
  • 話者名、座り位置、肩書が分かる資料
  • 番組での使用目的、希望納期、納品形式

専門翻訳者が原音から確認する項目

  • 話者が実際にその内容を発言しているか
  • 原音とAI翻訳・自動字幕が一致しているか
  • 発言の抜け、重複、余計な補足がないか
  • 主語、目的語、否定、条件、推測、伝聞が正しいか
  • 質問者・回答者・本人・通訳者など、話者を取り違えていないか
  • 人物に合った口調になっているか
  • 人名、地名、団体名、肩書、数字、年月日が正しいか
  • 編集で前後を切ったことにより、意味が変わっていないか
  • 字幕・テロップとして視聴者に誤解なく伝わる日本語か
  • 必要に応じて修正文、訳語候補、確認事項を提示

ご依頼の流れ

  1. ご相談

    言語、映像の尺、AI翻訳の使用状況、翻訳したい使用候補・抜き素材の範囲、放送・編集スケジュール、希望納期をお知らせください。

  2. 素材確認

    仮編集映像、元素材、AI翻訳文、質問内容、話者資料などを確認します。素材が細かく切られすぎている場合は、追加素材をご相談します。

  3. 作業範囲・お見積もり

    使用候補部分の正確な翻訳を中心に、必要に応じてAI訳のチェック、原音照合、仮テロップの修正など、作業範囲を整理してご案内します。

  4. 原音確認・映像翻訳

    映像、原音、質問、前後の文脈を確認し、話者が実際に発言した内容を正確に翻訳します。AI訳や仮テロップがある場合は、誤訳、訳抜け、話者誤認、余計な補足も確認します。

  5. 納品

    修正文、正しい翻訳、確認事項、使用上の注意点などを、編集時に確認しやすい形でお戻しします。

料金の考え方

料金は、映像の長さだけではなく、原音照合、AI翻訳との比較、前後確認、話者特定、固有名詞確認、修正文の作成などに必要な作業時間を基準にお見積もりします。

AIで使用候補を絞り、その部分だけをご依頼いただくことで、全編翻訳より時間と費用を抑えられる場合があります。

一方、素材が細かく切られすぎている、AI訳に該当する発言が見つからない、元素材から該当箇所を探す必要がある場合は、確認作業に時間を要することがあります。

素材を確認したうえで、必要な作業範囲と概算をご案内します。

→ 料金・お見積もりを見る

FAQ(よくある質問)

Q:AI翻訳済みのテロップだけを送れば確認できますか?
A:翻訳テロップだけでは、音声認識の誤り、発言の抜け、実際には話していない内容の補足を確認できません。原音を含む映像素材もあわせてお送りください。
Q:AIで選んだ使用候補の部分だけでも依頼できますか?
A:はい。使用候補部分だけの映像翻訳に対応しています。ただし、質問や前後の会話を含め、話の流れが分かる程度に少し長めのブロックでお送りください。
Q:仮編集や完パケに近い映像のチェックも依頼できますか?
A:ご相談いただけます。ただし、誤訳や発言の抜け、使用箇所の選定ミスが見つかった場合は、テロップだけでなく編集構成の見直しが必要になることがあります。可能であれば、編集を確定する前に使用候補部分の正確な翻訳をご依頼ください。
Q:AI翻訳にある発言が元素材に見つからない場合はどうなりますか?
A:前後を含めて原音を確認し、該当する発言が存在しない場合は、その旨を明確にお伝えします。話していない内容を発言テロップとして使用できる形に整えることはありません。
Q:街録や雑音の多い映像でも確認できますか?
A:素材の状態を確認したうえで対応可否をご案内します。街録、複数話者、かぶり、強い訛り、周囲の騒音がある素材ではAIの音声認識精度が大きく落ちることがあるため、原音を聞き取れる専門翻訳者による確認が特に重要です。
Q:AI翻訳の日本語だけを自然に直す依頼もできますか?
A:放送・配信で使用する場合、AI翻訳の日本語だけを整える方法はお勧めしていません。日本語として自然でも、元の発言と意味が異なる、発言が抜けている、原音にない内容が加わっている場合があるため、原音との照合を含めてご依頼ください。
Q:AIで素材全体の使いどころを探すこと自体は問題ありませんか?
A:AI翻訳を素材全体の概要把握や使用候補の選定に使うことは有効な場合があります。ただし、AI訳だけを根拠に編集を確定せず、実際に使用する部分は専門翻訳者が原音から確認した翻訳で確定することをお勧めします。
Q:どのような資料を一緒に送ると確認しやすいですか?
A:仮編集映像、元素材、AI翻訳文、質問内容、話者名や座り位置が分かる資料、使用目的、希望納期をお送りください。元素材すべてを翻訳する必要はありませんが、前後へ戻って確認できる状態が理想です。
Q:英語以外の言語にも対応していますか?
A:はい。英語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、中国語、ロシア語、ポルトガル語、タイ語、トルコ語、ミャンマー語など、対応可能な言語をご案内します。

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AI翻訳で選んだ使用候補の素材の場合、質問や前後を含め、少し長めにご共有いただくと正確に翻訳しやすくなります。
仮編集映像やAI翻訳文、元素材がある場合は、あわせてお送りください。

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