INTERPRETING GUIDE B07

街歩き・観光ロケで求められる
通訳の立ち位置

通訳者がいるからといって、すべての会話を通訳するとは限りません。

演者と外国人観光客の会話が自然に進んでいるときは、前に出すぎず、必要な場面だけをそっと支えることも大切です。

会話が弾んでいるときは、見守ることも大切です

街歩きバラエティーや観光地ロケでは、演者さんたちが外国人観光客と偶然会話を始め、そのままやり取りが盛り上がることがあります。

複数の演者さんの中に、ある程度英語ができる方がいる場合もあります。そんなとき、通訳者が一言ずつ間に入ると、せっかく自然に生まれた会話のテンポを止めてしまうことがあります。

会話が成立している間は、やり取りを聞き取れる位置で見守り、意味が通じなくなったところや、誤解が生じそうなところを補う。「通訳しない」というより、「必要なときに入れる位置で見ている」という感覚です。

街歩きや観光地ロケで出演者と外国人の会話を支える番組通訳のイメージ
自然な会話が続いている場面では、通訳者が前に出すぎない方がよいこともあります。

会話の流れと、周囲の理解を見ながら判断します

街歩きロケでは、演者さん自身の言葉や反応、その場で偶然生まれた会話が番組の面白さにつながります。通訳者はやり取りを聞きながら、どの場面で、どの程度の助けが必要かを判断します。

また、英語を話せる演者さんと外国人観光客の間で会話が成立していても、ほかの出演者や制作スタッフには内容が伝わっていない場合があります。会話している当人同士だけでなく、周囲にも内容が伝わっているかを見ながら、必要に応じて短く補います。

会話が順調
やり取りを聞きながら見守る。 演者さんと相手が互いに理解できているときは、自然な会話の流れを大切にします。
少し詰まった
必要な部分だけ補う。 単語、質問の意図、相手の返答など、会話をつなぐために必要なところを支えます。
誤解しそう
きちんと入る。 意味が違って伝わりそうな場合や重要な発言では、曖昧なまま進めず通訳します。
会話のテンポと、発言の意味が正確に伝わること。その両方を見ながら、通訳に入るタイミングを考えます。

通訳の出番がない時間も、ロケは続いています

街歩きロケでは、演者さん同士の掛け合いや移動など、外国人との会話がない時間もあります。その間も、撮影は続いています。

ただ、観光地などで撮影していると、外国人観光客が「テレビの撮影をしている」と気づき、興味を持って近づいてくることがあります。

人数が増えたり、カメラの近くまで入ってきたりすると、撮影を続けにくくなる場合があります。そんなときは、スタッフと一緒に相手のところへ行き、「いま撮影中なので、ご理解・ご協力をお願いします」と説明することがあります。

観光地やロケ現場でスタッフと連携して対応する番組通訳のイメージ
通訳の対象者だけでなく、撮影現場の周囲にいる外国人への案内を手伝うこともあります。
BEHIND THE SCENES

撮影中の状況を、外国語で伝えることもあります

スタッフが伝えたい内容を確認し、撮影中の状況や協力してほしいことを外国語で説明するサポートです。相手にも事情が伝わるよう、丁寧にお願いします。

「カメラの近くを少し空けていただきたい」「この撮影が終わるまで少し待っていただきたい」など、スタッフと確認したお願いを、理由とともに具体的に伝えます。

会話と撮影の流れを見ながら支える

出演者と外国人観光客の会話を見守るときも、スタッフと一緒に周囲への説明に動くときも、現場で何が起きているかを理解していることが大切です。

必要な場面では正確に通訳し、自然に会話が進んでいるときは、そのやり取りを支える。 街歩きロケの通訳では、言葉を聞き取りながら、出演者や相手の反応、撮影の流れにも目を配ります。

街歩き・観光ロケの番組通訳

イデアプラスでは、街録、観光地での街歩きロケ、外国人へのインタビューなど、テレビ番組の現場で通訳を行っています。企画内容や出演者、撮影場所によって、通訳者に求められる動き方は変わります。

街歩き・観光ロケの通訳について、お気軽にご相談ください。

街録、観光地ロケ、外国人インタビューなど、番組内容や撮影場所に合わせて、通訳者の手配をご案内します。小さなご相談でも大丈夫です。

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