INTERPRETING GUIDE B01

番組通訳をご依頼いただく際に
教えていただきたいこと

日時と場所だけで、通訳者を決めるわけではありません。

番組内容、対象者、通訳する場面まで分かると、その現場に合う担当者を選びやすくなります。

通訳は「空いている人」を当てればよいわけではありません

同じ英語通訳でも、街録、専門家インタビュー、スポーツ選手への取材、記者会見、スタジオ収録では、求められる経験や動き方が違います。

そのため、番組通訳のご相談では、日時・場所・言語だけでなく、何の番組で、誰に、どのような場面で通訳するのかを確認します。情報が多いほど、内容に合った担当者を選びやすくなります。

テレビ番組の取材現場で通訳を行うイメージ

まず、この4つが分かると担当者確認を始めやすくなります。

日時・場所
言語
番組・企画内容
対象者・通訳場面

分かる範囲で教えていただきたい10項目

すべて確定していなくても構いません。企画段階なら、現時点で分かっている範囲をお知らせください。

01

日時

集合予定、取材開始、終了予定が分かればお知らせください。拘束時間の見積もりにも必要です。

例:9月18日 13:00集合、14:00取材開始、17:00終了予定
02

場所

スタジオ、ロケ先、ホテル、イベント会場など。移動を伴う場合は、集合場所と終了場所が違うこともあります。

例:都内ホテル/幕張メッセ/新橋集合後に移動
03

言語

英語、韓国語、中国語など。対象者によって使用言語が複数ある場合もお知らせください。

例:英語中心、一部スペイン語の可能性あり
04

番組・企画の内容

ニュース、情報、バラエティ、スポーツ、ドキュメンタリーなど、企画の性格が分かると担当者を選びやすくなります。

例:海外アーティストへの人物インタビュー
05

誰を通訳するのか

専門家、俳優、アーティスト、スポーツ選手、一般の方など。対象者の立場や専門性も重要です。

例:海外大学の研究者/来日アーティスト
06

どの場面で通訳するのか

インタビューだけなのか、事前打ち合わせ、移動中、収録中、出演承諾の説明まで含むのかを確認します。

例:インタビュー30分+前後の打ち合わせ
07

拘束時間の目安

通訳する時間だけでなく、待機やリハーサルを含めた全体時間を確認します。

例:通訳本番は1時間、拘束は4時間程度
08

専門性・難易度

医療、科学、金融、スポーツなど、専門知識が必要な場合は事前にお知らせください。

例:指揮者へのクラシック音楽専門インタビュー
09

収録・進行形式

1対1の取材、複数人トーク、会見、スタジオ収録など、進行形式によって通訳の入り方が変わります。

例:MC2名+ゲスト1名のスタジオトーク
10

事前資料の有無

質問項目、台本、出演者プロフィール、専門用語資料などがあれば、準備の精度を上げられます。

例:質問案、番組台本、対象者略歴

同じ言語でも、現場によって選ぶ通訳者は変わります

STREET INTERVIEW

街録・街頭取材

声をかけながら状況に合わせて動く柔軟さ、短い発言をすばやく処理する力、制作スタッフとの連携が重要です。

EXPERT INTERVIEW

専門家インタビュー

質問意図を理解し、専門用語を準備したうえで、長めの回答を正確に受け渡す力が求められます。

STUDIO / EVENT

スタジオ・会見・イベント

進行スピード、複数話者、収録の段取りに合わせながら、どのタイミングで通訳を入れるか判断する力も必要です。

「英語通訳を1人お願いします」だけでは、まだ担当を決めにくい理由です

たとえば英語が流暢でも、街録経験が少ない人より、現場での動き方を理解している通訳者の方が適することがあります。逆に専門家インタビューでは、その分野の準備力や長い回答を正確に処理する力が重要です。番組通訳では、語学力だけでなく現場との相性を見て担当を選びます。

テレビ番組のインタビューで通訳する現場イメージ

通訳時間より「拘束時間」を確認します

実際に通訳するのが30分でも、集合、打ち合わせ、待機、リハーサル、本番、移動などを含めると、担当者の予定は数時間必要になることがあります。

そのため、見積もりやスケジュール確認では「通訳本番は何分か」だけでなく、何時に集合し、何時ごろ終了する予定かを確認します。

終了時刻が読めないロケや生放送関連などは、その可能性も含めてお知らせください。後ろの予定との兼ね合いを見て、担当可能か確認します。

事前資料があると、通訳はかなり変わります

通訳者は、その場で初めて聞いた言葉をただ訳すだけではありません。対象者や企画の背景を事前に把握し、固有名詞・専門用語・質問意図を確認しておくことで、本番で迷う時間を減らせます。

質問項目

聞きたい内容の流れが分かれば、関連語彙や想定される回答を準備できます。

対象者プロフィール

氏名、肩書、所属、経歴など。固有名詞の読み方や背景理解に役立ちます。

番組台本・進行表

収録全体の流れや、通訳が必要になるタイミングを把握できます。

専門資料

研究テーマ、商品資料、競技情報など。専門用語の確認や事前準備に役立ちます。

資料が未完成でも問題ありません。 現時点の質問案や参考URLなど、使えるものだけでも共有いただければ準備に活かせます。

まだ決まっていない項目があっても、ご相談いただけます

候補日しか決まっていない、対象者が最終確定していない――という段階でも大丈夫です

現時点で分かっている内容をもとに、担当候補の空き状況を確認できることがあります。ただし、正式な手配は日時や条件が確定してからになります。予約・候補日・仮押さえの考え方については、別記事で詳しくご案内します。

詳しくは、「番組通訳の予約・仮押さえについて」をご覧ください。

最初のご連絡は、このくらいでも十分です

ご相談例

英語通訳をお願いしたいです。

海外の音楽家へのインタビューで、9月18日午後、都内を予定しています。
インタビュー自体は30〜40分程度ですが、事前打ち合わせを含めて3時間ほどの拘束を想定しています。
質問案は前日までに共有できる予定です。

この段階で、担当候補の確認を始めるための情報としては十分です。対象者や場所など、未確定の項目は後から更新してください。

次のロケ、間に合わせます。

通訳が必要な日時、場所、拘束時間、取材内容が分かれば、対応可否と概算をお伝えできます。街録・ロケ同行・オンライン取材・来日ゲスト取材など、内容が固まりきっていない段階でもご相談ください。小さなご相談でも大丈夫です。

受付時間:10:00〜19:00

お急ぎの方:21時ごろまで

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