INTERPRETING GUIDE B03
海外インタビューの
オンライン通訳
海外へロケに行かなくても、現地の出演者や専門家へインタビューできる機会が増えています。
時差のある取材では、オンライン通訳だからこそ組みやすい時間帯もあります。
海外ロケに行かなくても、インタビューできる場面が増えています
海外にいる出演者、専門家、関係者へのインタビューを、オンラインで行う番組取材が増えています。制作スタッフ、通訳者、インタビュー相手がそれぞれ別の場所にいても、オンラインでつながれば取材を進めることができます。
通訳の役割そのものは対面取材と大きく変わりません。ただしオンライン取材では、相手が暮らす国・地域との時差を考えて時間を組むことが、とても重要になります。
オンライン通訳なら、深夜・早朝の取材でも移動手段を心配する必要がありません。
インタビュー相手の都合に合わせると、日本時間では深夜や早朝になることがあります。通訳担当者が在宅で対応できるオンライン取材なら、終電や始発、現場までの移動時間を考えずにスケジュールを組みやすくなります。
時差によって、日本時間の深夜・早朝になることがあります
海外インタビューでは、日本側が通常の業務時間でも、相手側では深夜ということがあります。反対に、相手が希望する時間に合わせると、日本ではかなり早い時間、あるいは深夜になることもあります。
これまでにも、相手側の都合から日本時間の深夜1時開始、早朝5時開始といったオンラインインタビューに対応することがありました。
オンラインだから組みやすい時間があります
対面の現場通訳では、集合時間や移動時間、終電・始発も考える必要があります。オンラインではその制約が小さくなるため、時差の大きな地域との取材にも対応しやすくなります。
ただし、早めの調整が必要です
深夜・早朝は、いつでも担当者を確保できるという意味ではありません。取材日時が見えてきた段階でご相談いただくと、担当者のスケジュールを確認しやすくなります。
オンラインでも、事前準備は対面取材と同じように大切です
オンラインだからといって、通訳者が当日に初めて内容を知っても問題ない、ということではありません。限られたインタビュー時間を有効に使うためには、事前に取材内容を理解しておくことが重要です。
可能であれば、以下の情報や資料をできるだけ早めに共有してください。
インタビュー相手の情報
お名前、肩書き、どのような方なのかが分かる情報があると、呼称や背景を事前に確認できます。
関連する資料
企画内容や取材テーマ、相手に関する資料など、インタビューの背景が分かるものを共有してください。
質問案
質問案が事前に分かれば、質問の意図や流れを確認したうえで本番に入れます。完成前の段階でも、分かる範囲で共有いただけると助かります。
本番前に、オンライン上で簡単な打ち合わせを行います
インタビュー開始と同時に通訳者が参加するのではなく、できればその前に制作スタッフと通訳者だけでオンライン上の打ち合わせ時間を設けます。
長い会議は必要ありません。その日のインタビューをどう進めるかを確認してから相手を迎えるだけでも、本番中の迷いがかなり減ります。
本番前に確認しておきたいこと
オンライン通訳のご相談から当日まで
「オンライン=準備が少なくてよい」ではありません
移動がない分、時間帯の自由度は高くなります。一方で、限られたオンライン取材時間の中でスムーズに質問と回答をつなぐためには、相手の情報や質問案を事前に確認しておくことが重要です。
ご依頼時に分かる範囲で教えていただきたいこと
まだ決まっていない項目があっても大丈夫です。
- 通訳が必要な言語
- インタビュー予定日
- 日本時間での開始予定時刻
- 相手がいる国・地域
- 予定しているインタビュー時間
- インタビュー相手のお名前・肩書き
- 企画内容・取材テーマ
- 質問案の共有予定
- Zoom・Microsoft Teamsなどの接続URL